来週父が久々に我が家に帰ってくる。
長い病院生活からようやく一時退院。思えば3月に退職した父に医師から宣告された骨髄腫。進行が遅い癌でホッとしたものの、下痢と体内の免疫バランスが崩れ、口から食事が摂れない事から入退院の繰り返しだった。3件の病院で検査の連続、5月にようやく診断がついた。「小腸型T細胞リンパ腫」耳慣れない病名に心の中では動揺していたが、父親や兄弟の手前気丈に振舞うしかなかった。2種類の癌がでることなんてあるのか?色んな病院で聞いたけど、この小腸にできたリンパ腫は治療が難しいとの事・・・。
病院の料金精算を待っている間にたくさんの事を考えた。
「この後実家に帰って家族に何から説明しよう・・・。田んぼどうしよう・・・。母さんは弱い人やから話すのやめようか?私だけでも気丈にしてなあかん。まゆは落ち込むやろうなぁ・・・。父さんの事大好きやから・・・」と考えながらふと、昔の事なんかも思い出して、自分が父親と距離があったこと、甘えてこなかった事なんかをちょっと後悔した。消防署と農家の両立で働き詰めの父の背中しか出てこない。初孫を見せられて、初めて心から認めてもらった気がしたのにこの現実が憎い!
あの時ばかりは待合室で久々に泣いた。
あれから3か月、今は成るようにしかならへん!とばかりに毎日が過ぎている。
抗がん治療も4回目を終了。色々副作用があるが、極力「頑張って!」と言わず見守っている。阪神の話をしながら二人で文句ばかり・・・^^阪神弱すぎ・・・・
先月から点滴の練習に参加し、今では自信を持って父の腕に針をさせるようになった。看護師さんに「この世界向いてるわよ~」なんて乗せられて・・・
これからは実家で点滴・・・。不安もたくさんあるけど、担当医師の「調子のいい時期に思い切って自宅に帰って今からでも後悔しない生活を・・・」という言葉が耳から離れない。私より、きっと父の方が焦っているだろう。鬼のような父親が涙もろくなって、私がますます気が強くなっております。これ以上強くなってどうする?
はるきが大きな支えになってくれています。この子がいてくれて本当によかった。

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