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柴犬について

天然記念物 柴犬

「悍威に富み良性にして素朴の趣を持つ」日本犬標準の冒頭の文章にあるとおり、日本古来の柴犬は素朴さと精悍さを併せ持つ外観と従順で順応性の高い気質を持ち、原種の特徴を色濃く残す犬種です。日本犬(秋田犬、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、柴犬)の中で随一の小型犬種で、6犬種の中で一番の人気を誇っています。小さい身体の中に日本犬の特徴を充分に備えて、現在日本で飼育されている日本犬種のおよそ80%を占めています。

柴犬の性格と特徴

柴犬の一般的な特徴は、三角の耳がピンと立ち、均整の取れた体つきで短毛・くるりと丸まった巻き尾などでしょう。 ほかにも涼しげで凛々しい目、引き締まった口元、軽快な歩様、主人に忠実な性格などなどあげればきりがありませんが、凛とした気品と風格を持ちながら、素朴なかわいらしさを持ち合わせている犬種です。

柴犬の主な毛色は、赤毛、黒毛、胡麻毛の三種類です。こんがりとしたキツネ色というイメージが強いと思いますが、日本犬の世界ではこの茶色の毛色を赤毛といっています。柴犬はこの赤毛が最も多く、全体の約80%を占めています。黒毛は、目の上部に白っぽい四つ目という斑点があります。洋犬のようなつやのある黒ではなく鉄錆色で、精悍な感じです。また、胡麻というのは全体に赤毛に黒毛が混ざった毛色で、その配分によって赤胡麻、黒胡麻とよばれます。どの毛色の柴犬も、あごから首、胸、腹、脚と尾の裏側は白色で、これを「裏白」といいます。この他、白毛の柴犬も少数存在しています。
一般にメスよりオスの方が体高・体長ともにやや大きく、体高はオス38~41cm、メス35~38cm、体重はオス9~11kg、メス7~9kg位になります。

柴犬の歴史はとても古く、縄文時代の遺跡から柴犬の祖先と考えられる小型の犬の骨が出土されているということから、原始時代に南方から渡ってきたと考えられています。古くから鷹狩りやウサギ狩りなど、本州中部の山岳部を中心に獣猟犬として飼育され、単なる家畜としてではなく、人間の良きパートナーとして暮らしてきました。
そんな柴犬は四季折々の日本の風景と見事に調和しています。高温多湿な気候や多雨、多湿、多雪といった日本の気候風土に適した犬種で四季の変化に無理なく対応できます。そのためか、柴犬は健康面でも丈夫とされ、純血種特有の病気というのも、特に見られません。柴犬が一般に初心者にも飼いやすい犬だといわれるのもこのためでしょうか。また柴犬の被毛は、日本犬共通の特徴である硬いストレートの短毛ですので、手入れも特に難しくはありません。
外見は割りと小柄な体をしていますが、元来日本の険しい山岳地帯を駆け回っていた柴犬はとても運動が好きな犬です。柴犬の名が示すとおり(柴犬の「柴」は、野山に散在する枯れ柴に由来しているという説もあります)、野山を駆け巡るときなどは、まさに自然と一体化して見えます。ですので、アクティブな活動をする人にとっては、まさによりよいパートナーになることは間違いないでしょう。

一般的に主人には忠実で従順な反面、警戒心が強い傾向にあるといわれる柴犬ですが、近年のペットブームの影響から家庭犬のしつけに対する関心も高まり、家族として犬を迎え入れる方が増え、社交的な柴犬も多くなりました。というより、子犬のころからいろいろな人や他の犬に慣れさせておくことで、人懐っこい、社交性のある柴犬に育てることができます。また、元来の我慢強い性格と賢さ、家族に対する愛情の深さ、環境に対する順応性の高さ、柴犬はこういった日本人的な良さをすべて兼ね備えた理想的な日本犬といえるでしょう。

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